アロマテラピー(アロマセラピー)について

みなさんは、「アロマ」とか「アロマテラピー(アロマセラピー)」という言葉を、聞いたことがありますか?
アロマ=芳香
テラピー=療法
アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である「精油(エッセンシャルオイル)」を使って、美と健康に役立てていく自然療法です。

Citron Vertがお伝えしているのは、『メディカル』という言葉が付いた『アロマテラピー』
メディカルという言葉は、「医学の」「医療用の」などの意味で、複合語として用いられています。
「メディカルアロマ」という言葉に初めて出会ったという方もいらっしゃるかもしれませんね。

アロマには2種類あるのをご存じですか?

そもそもアロマテラピー(アロマセラピー)とは

そもそもアロマテラピーは、1928年フランスの科学者ルネ・モーリス・ガットフォセが、実験中にやけどをした際にたまたま近くにあったラベンダーの精油を用いたことから生まれました。
 
『アロマテラピー』と名付けて本を出版したこの療法が、メディカルアロマテラピーの起源です。
さらに1961年、精油を植物油に希釈(薄めること)してマッサージする方法が編み出され、美容やストレス解消・癒しを目的とするアロマテラピーが提唱されました。
これがイギリスに伝わりましたが、医療としては認められずに、リラクゼーションとしてのアロマテラピーが定着したのです。
特に日本ではフランス式はとても少なく、マッサージや癒しがアロマテラピーの代名詞になっていますが、「メディカルアロマテラピー」は成分を直接体に取り込み、治療するので、効果の違いはいうまでもありません。
みなさんも、ぜひメディカルアロマテラピーに触れ、その効果を実感してみてください。
日本メディカルアロマテラピー協会ホームページより


イギリス式の「アロマセラピー」

花やハーブの香りを嗅いで、ほっとしたり、リラックスした経験はありませんか?
ベッドサイドに大好きな香りを置いてその香りに包まれると眠りにつきやすかったりしませんか?
また、キャリアオイル(植物油)に精油を混ぜてトリートメントすると、心地よいタッチに溜まっていた疲れが取れて気持ちよくて眠くなったりします。
これが、イギリス式のアロマテラピーです。

フランス式の「アロマテラピー」

私が所属している日本メディカルアロマテラピー協会が提唱・啓蒙しているアロマテラピーです
 
名前の通り、メディカルアロマテラピーは香りだけではなく、植物から取られた精油(芳香成分)の力で病気になる前の不調な体のケアや、病気とは認められない症状を改善する「代替医療」としても医療機関でも注目されてきています。
 
精油は治療としての認可はなく、雑貨扱いになりますが、注意することを守ればご家庭のホームケアとして楽しむことができます。

香りだけじゃないメディカルアロマ

『学問』としてのメディカルアロマ

「香りを嗅いでリラックス」だけではない、学問としてのメディカルアロマ。
 
アロマテラピーと言うと「リラクゼーション」と思われる方が多いと思いますが、フランス・ベルギーでは医療現場や治療にアロマテラピーが数十年前より活用されています。
 
精油には、芳香成分というのがあります。
例えば、ウィンターグリーンという精油。
イギリス式のアロマでは馴染みがない精油ですが、匂いを嗅いでいただくと、たいていの方が、「湿布の匂い」とおっしゃいます。
多くの方が、感じる「湿布の香り」
ある匂いを嗅いだとき、急に幼いころの記憶がよみがえってきたことがないでしょうか? 実は嗅覚は視覚や聴覚とは違い、扁桃体と海馬という記憶と感情を処理する部位に接続されているため、香りが記憶を呼び起こすトリガーになっているのです
おもしろいですよね。講座では、精油のことだけでなくこういった人体の仕組みのこともたくさん学びます。
一見難しそうに思いますが、腑に落ちた知識は一生役に立つものだと私は思っています。

この湿布の匂いのウインターグリーンの精油、実は湿布薬の有効成分のサリチル酸メチルが99%も含有しているんです。
上記の画像は、成分分析表です
精油の中にどのような成分がどのくらい含有しているのか?
農薬が入っていないことを確認している精油です。
分析表にもサリチル酸メチルが99%も含有していることが表示されていますね。
昔のお薬は、植物からできているものもありました。
先ほども書きましたが、残念ながら日本では、精油は雑貨扱いなので、効果効能を謳ってはいけないんですね。
私達、日本メディカルアロマテラピー協会は、NPO法人として『学問』としてのメディカルアロマをお伝えしています。


経皮吸収

食べること以外にも、体内に成分が吸収されることがあります。
「経皮(けいひ)吸収」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
皮膚の表皮・毛穴・皮脂腺などから、成分が吸収されていくことです。吸収された成分は、血管・リンパ管から体内に取り込まれて、全身に行き渡ります。
メディカルアロマは主にこの経路を利用して、精油の成分を身体に取り込みますが、原液での塗布はほとんどしません。白樺の樹液が原料の「ナチュラルモイストジェル」で希釈し、身体に塗布します。

究極の美容液

日本メディカルアロマテラピー協会の一番人気、「究極の美容液」
Citron Vertでももちろんダントツ人気です。
wa
私は、経皮吸収の良さが一番わかりやすいアイテムなのではないかと思っています。
「水分を抱き込んでいる高分子ポリマーを皮膚の上に乗せる」という手法ではなく、「お肌自体を健康な状態に近づけていく」という手法です。
健康な肌は、肌を守るために皮脂を出し、汗をかいてそれが肌の上で乳化して自分だけの美容液になります。
私自身、最初はせっせと朝晩「究極の美容液」を使用していましたが、今では肌自体が健康になりほとんど必要がなくなりました。
Citron Vertのノーファンデ講座では、お肌のことを勉強して、この究極の美容液もご自身で作成していただきます。

精油は、「植物100%だから絶対安全」ではない

精油とは

精油とは、エッセンシャルオイルとも呼ばれ、植物の花や葉、樹皮、果皮、果実、木部、根、種子、樹脂などから抽出したもので、様々な薬理成分を高濃度に含んでいます。
精油は、植物から抽出された天然100%です。
一般的に精油には、リラックスしたり、リフレッシュするイメージが多いかと思います。
香りとして楽しむ分にはあまり注意する必要はありませんが、メディカルアロマでは間違った使い方をするとリスクもあるので注意して使ってください。


使い方を間違えると健康被害にあってしまう

精油は、フレッシュハーブの200〜300倍もの成分がぎゅっと濃縮されています。
よって、刺激が強い精油は、原液が手に触れるとピリピリとしてしまうこともあります。
私たちのメディカルアロマでは、一部の精油に限り、原液を塗布することもありますが、それは、精油の成分の作用が明確で短期間で使うことを前提にしているからです。なので原液で使う場合は、長期間塗布することはまずありません。
高濃度のものをずっと使うことで、皮膚を刺激しますし、肝臓や腎臓にも影響を与えてしまいます。
メディカルアロマで使う精油は、成分が明らかで、残留農薬がないことが証明されている精油を使わなければなりません。
しかし、成分分析表で、残留農薬がない精油だから大丈夫!ということでもありません。
なぜかというと、精油は、高濃度の成分が濃縮されているものだからです。
大量に使いすぎても健康被害が起きてしまうということも念頭に置いてください。

気を付けて!

最近では、精油を水に垂らして飲用されている方もいらっしゃるようですが、精油は水に溶けないので口腔粘膜や唇に精油の原液が付着することになります。
高濃度の精油を直接口腔粘膜から吸収することは、皮膚よりも早く吸収し、血中濃度も高くなり突然体の調子が悪くなることもありますので、避けた方がいい方法だと考えます。
お友達から勧められて使用し体調崩しても、自己責任となる場合がございますので、十分に気をつけてください。
Citronn Vertでは、経口のレシピもありますが、必ずオリーブ油と精油を混ぜて薄めてカプセルに入れて使います。

それともう一つ。精油は、日本の法律では雑貨扱いです。
「雑貨は、皮膚につけてはいけない」ということになっており、使用に関しては、自己責任で使うことになります。
 化粧品の認可を取れば、法律的に皮膚につけても大丈夫となりますが、誰もが化粧品を使ってアレルギーを起こさないということではないですよね。要するに、絶対に安全とは言い切れないのです。使用にあたっては、必ずパッチテストを行ってくださいね。

アロマテラピー(アロマセラピー)についてまとめ

Citron Vertでご紹介しているアロマレシピは 専門機関による詳細な成分の証明書(29種類残留農薬テスト含む)がある品質確かな精油をご使用ください。
市場に流通している精油は雑貨に分類され、成分分析や残留農薬テストを義務付けられていません
そしてほとんどが 化粧品原料・化粧品・食品の材料として取り扱われるために、成分を一部調整した加工品になります(≠天然バランス)
Citron Vertでは、自然そのまま丸ごとである精油を、成分から導き最も有効に使用することが大事だと考えています。
アロマトリートメントでは皮膚から精油の成分を浸透させていき、内分泌腺を刺激しながらホルモンバランスを整え、血流やリンパ腺の流れを促していき、自然治癒力を高めていくことで、心身を整えていきます。
また、メディカルアロマの正しい知識を得たうえでご自身やご家族の健康管理ができるよう、スクールも開講しております。

メニュー紹介

Citron Vert [シトロンヴェール] は大阪府箕面のアロマサロンです。
日本メディカルアロマテラピー協会認定スペシャリストによるアロマテラピーやリラクゼーション、メディカルアロマを学ぶ講座をご提供しています。

メディカルアロマリンパトリートメント

メディカルアロマリンパトリートメントの画像

メディカルアロマリンパトリートメント

プラナロム精油使用90分全身コースのリンパトリートメント料金13,200円部位背中、脚、お腹、腕、デコルテシトロンヴェールのトリートメントは、しっか...

講座・ワークショップ

講座・ワークショップの画像

この「アロマコラム」を書いた人

アロマサロン・シトロンヴェール 代表アロマセラピストえがみさちこ

当アロマサロンでは「皆様の笑顔に寄り添えるアロマサロン」をモットーにしております。
今あるお悩みを解決してもっと幸せになって頂くためのお手伝いをさせて下さい。
シトロンヴェールのアロマテラピーは、香りでリラックスをする一般的なアロマテラピーと違い、知識を得て、セルフケアとして精油の成分を経皮から体に取り入れていくアロマテラピーです。
ちょっと難しく感じるかもしれませんが、理論的に腑に落ちた知識は、一生ものです。

アットホームな雰囲気を大切にし、クライアント様の求めるもの・本当に良いものを提供していきたいと思います。皆様の健康・美容・豊かな生活を守れる事の喜びと責任を持って常にベストなご提案をしてまいります。

私ができる事は何か?を日々探究しながらより良いサポートができるように邁進しております。
そしてこの地域に少しでも貢献していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

クライアント様を少しでも「元気に」「笑顔に」出来るように・・・。

お問い合わせ・ご予約

090-3970-8851

営業時間9:00~19:00
定休日日曜定休日

お気軽にお問い合わせください。

アロマコラムに関連する記事

更年期かもって思ったらの画像

更年期かもって思ったら

女性の一生で避けては通れない「更年期」。この時期の女性は、仕事、家事、介護、プライベートと多忙な日々を過ごしていることが多いもの。忙しい中でも毎日明るく前向きに過ごしていきたいですよね。

自分に...
アロマで免疫力UPってホント?の画像

アロマで免疫力UPってホント?

最近、「免疫」という言葉をいろんなところで目にしませんか?
なんだか身体にとって大事そうな感じですが、アロマとも関係があるってホント?免疫のお話免疫ってなあに?免...